パンダ🐼のつぶやき

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子どもの好奇心の育て方✨

ご覧頂きありがとうございます🙇‍♀️サイト管理人のGussanです🍀
これからのお子様の将来にとって、様々な物事に興味を持ち、大人に質問を投げかけ、自分で調べようとする姿勢は、勉強には欠かせません。その核となる、「好奇心」を育てるのは、子どもたちの教育において最も大切な事だといっても過言ではありません。大人になってからも、次々に立ちはだかる問題を解決し、自ら道を切り開いていく上でも、好奇心は必要不可欠だと思います。

では、子どもの「好奇心」を損なわずに、新たな知識・体験にワクワクした気持ちを育ててあげる為には、どうしたらよいのでしょうか?
今回は、そもそも「好奇心」とは何かについて明確にした上で、子どもの好奇心を育てるための心構えを考えていきたいと思います。

好奇心とは
 まず好奇心には2種類あるとされています。その1つが「知的好奇心」、2つ目が「知覚的好奇心」。例えば、「色々なことを知りたい」「なぜこれはこうなるのか?納得できるまで調べたい」というな気持ちの事でこれを「知的好奇心」といいます。一方で、「おもしろい建物を見たら、入ってみたくなる」や「物音が聞こえたら、出どころを確かめたくなる」という気持ちの事を「知覚好奇心」といいます。

今回は、知的好奇心について着目していきたいと思います。

知的好奇心は、さらに2つのタイプに分けることができます。
拡散的好奇心・・・「いろいろなこと知りたい」のように、具体的な目的のない好奇心
特殊的好奇心・・・「なぜこれはこうなのか、納得できるまで調べたい」のような、具体的な目的のある好奇心

拡散的好奇心も特殊的好奇心も、学校での各種活動や、今後の人生においても、とても重要なものです。拡散的好奇心が強ければ、引っ越しや進学・留学・就職などで環境が大きく変わったときでも動揺しすぎずに、様々な知識や体験を得ようとします。そして、特殊的好奇心が強ければ、難しい問題に直面したときも「わからない、できない」で済ませずに、なんとか解決しようと取り組もうとします。この2種類の好奇心を育てることで、子どもが生き抜く力が生まれるのです。

 

●知的好奇心を育てる意義について
 東京大学に独学で現役合格したことで知られる、本山勝寛氏によると、これからの時代は「3つのC」が重要になると提唱しています。
● Curiosity(好奇心)
● Creativity(創造性)
● Collaboration(コラボレーション)
本山氏が特に重要視するのが、好奇心。好奇心を「最初の一歩を踏み出せる力」と称しています。好奇心は、主体的な学びや行動の「原動力」となるそうです。

「日本企業と個人のグローバル適応」を研究する経営学者の小笠原泰教授(明治大学)も、知的好奇心の必要性に言及しています。また、「教養」を「知的好奇心」とも言い換えています。「もっと知りたい」と幅広いことに興味を持つのが、課題発見能力を高める第一歩とのことです。

知的好奇心が強ければ、色々な情報を得ようと積極的に行動を起こすので、幅広い知識が身につきます。その結果問題解決に必要な課題に気づきやすくなります
知的好奇心は、自分の頭で考えて問題を解決するために必要な原動力なのです。

 

子どもの知的好奇心を育てる3か条
その1】「好奇心の芽」を摘み取らない
 まず気をつけたいのが、子どものなかにある「好奇心の芽」を摘み取ってしまわないことです。子どものなかで育つ「好奇心の芽」が花になるかどうかは、親の関わり次第です。2~3歳頃に子どもの好奇心はピークに達し、「これは何?」「どうして?」と質問を連発します。しかし、子どもの好奇心の発露に対し、「忙しいからあとで」と取り合わなかったり、「うるさい!」と拒絶したりといったネガティブな反応を親が繰り返すと、子どもは5歳くらいで「親に話しても聞いてもらえない」と思い、せっかくの「好奇心の芽」が萎んでしまい、その後の人生に大きな影響を与えてしまいます。

【その2】親も一緒に考える
 子どもの知的好奇心を育てるには、子どもの「これ何?」「どうして?」といった疑問を否定しないことが大切です。脳科学者の茂木健一郎氏は、「大人が答えを教えてあげる必要はありません」と断言しています。答えをすぐに教えてしまうと、「子どもが自分で答えを見つける機会を永久に奪ってしまう」そうです。子どもの好奇心の育ちを邪魔しないためには、「どうしてだと思う?」のように問いかけることが大事とのことです。子どもが答えにたどり着くヒントとして、調べ方を教えてあげるなど、「子どもたちの知的好奇心を支えてあげるコーチ役」に徹するのが良いそうです。

その3】:親が好奇心を持つ
 子どもの知的好奇心を育てる親になるには、親自身が知的好奇心を持つことです。親に好奇心がなければ、子どもに質問をされたとき、めんどくさいと突き放してしまいます。しかし、知的好奇心があれば、「たしかに、言われてみれば、どうしてなんだろう」と、まだまだ自分も知らないことが多いなと思い、子どもと一緒に考えたくなるでしょう。
知的好奇心の形成には、親とのコミュニケーションが大きく影響をしているので、子どもの好奇心の発露に対し、親が冷たい反応をすれば、子どもの好奇心はしぼんでしまいます。

子どもの知的好奇心を育てるための具体的な方法
 親が知的好奇心を持つには、オススメの方法として、新聞を読むことです。
新聞には、政治・経済・金融・社会問題・国際情勢など、様々なジャンルの情報が掲載されています。最新の出来事を伝える「発表報道」など、SNSで得られる情報とは異なり、出来事の背景を詳しく説明しているのが、新聞の特徴です。教育・教養に関して数多くの著者を持つ齋藤孝教授(明治大学)も、新聞と知的好奇心の関心に言及しています。新聞に興味のなかった大学生でも、「実際に読んでみるとその内容の幅広さに驚き、好奇心が膨らんでいく」とのことです。新聞の中には、子どもの知らない世界が広がっているので、それに日々触れることで、新しい知識が蓄えられ、同時に知的好奇心が刺激されて物事を深く考えるようになります。
新聞による情報収集を習慣化すれば、親も子どもも知的好奇心を養うことができるわけです。
小学生向け   → 【読売KODOMO新聞】
中学高校生向け → 【読売中高生新聞】

参考資料:こどもまなび★ラボ「子どもの知的好奇心を育てる3つのポイント」より


最後までご覧頂きありがとうございました。